第165回 Honda NSX ：サーキットと共に歩み、常に頂点へと挑んだ国産リアルスポーツの系譜 （前編）

Honda NSX サーキットと共に歩み、常に頂点へと挑んだ国産リアルスポーツの系譜 （前編）

NA1 前期型Ⅰ / 1990年9月 - 1995年2月

NSX

車名・型式 [ホンダ・E-NA1]、エンジン型式 [C30A]

（発表：1990年9月12日、発売9月13日）

HDTV: Our Dreams Come Ture (19:20)  1990年9月13日、 3.0L V型6気筒 DOHC VTECエンジンを横置に搭載したオールアルミ・モノコックボディの本格ミッドシップスポーツとして「Honda NSX」を発売。

主要諸元  車名・型式  ホンダ・E-NA1  全長×全幅×全高(m)  4.430×1.810×1.170  ホイールベース(m) 2.530  トレッド(m) 前 1.510   後 1.530  最低地上高(m)  0.135  車両重量(kg) 1,350 (5MT)/ 1,390(4AT)  乗車定員(名)  2  エンジン型式  C30A  エンジン種類・シリンダー数  水冷V型6気筒横置  弁機構  DOHCベルト駆動 吸気2 排気2  総排気量(cm3)  2,977  最高出力(PS/rpm)ネット値 280/7,300 （MT車）   265/6,800 （AT車）  最大トルク(kgm/rpm)ネット値  30.0/5,400  タイヤ(前・後) 前:205/50ZR15・後:225/50ZR16  懸架方式(独立懸架) ダブルウイッシュボーン式(前後)  スタビライザー形式 トーション・バー式(前後)

NSX-R

車名・型式 [ホンダ・E-NA1]、エンジン型式[C30A]

（発表：1992年11月26日、発売11月27日）

1992年11月27日、ベースモデル「NSX」から120kgの軽量化と、更なるエンジンと足回りの高精度チューニングによって、ピュアスポーツモデルへと進化した「NSX-R」の受注販売をベルノ店にて開始。  HDTV: 少年は、夢を見た　NSX-R(12:40)

ニュルブルクリンク ノースコース 周回タイム / 08:03.86 鈴鹿サーキット 周回タイム / 02:34.50  参考動画1, 2, 3, 4, 5, 6 続きは： THE 疾る! NSX-R [DVD]

Honda NSX LeMans RACER 1994

#47 Kremer Racing Honda with Team Kunimitsu

1994年夏、3台の「NSX LeMans Racer」 と共に、「Kremer Racing Honda」として「ル・マン 24時間耐久レース」へ参戦。　幾多のメカニカルトラブルや酷暑にもめげず、全車完走を果たす。

1994年 ル・マン24時間耐久レース 参加選手   No.46  Philippe Favre、岡田秀樹、清水和夫   No.47   高橋国光、土屋圭市、飯田章 / チーム国光   No.48  Armin Hahne、Christophe Bouchut、Bertrand Gachot

1994年 戦績      第62回 ル・マン24時間耐久レース  　　　　　　　　　　　        順位/周回数： No.46 16位/240回、No.47 18位/222回、                        No.48 14位/257回  全車完走      第1回 十勝24時間耐久レース        （高橋国光、土屋圭市、飯田章/チーム国光）  総合2位

NSX LeMans Racer GT2 (1994) : SPEC  エンジン  水冷4サイクルV型6気筒 VTEC  排気量  2977cc  エンジンレイアウト  横置き ミッドシップ  出力  450PS  車重  1050kg  燃料タンク容量  120リットル

NA1 前期型Ⅱ / 1995年3月 - 1997年1月

NSX / NSX-T

車名・型式[ホンダ・E-NA1]、エンジン型式[C30A] （発表：1995年3月8日、発売：3月9日）

1995年3月9日、基本性能の向上を目的に「ボディ剛性向上」や「軽量化」をはかり、全車に「DBW（ドライブ・バイ・ワイヤ）」を搭載。 5速MT車には「トルクリアクティブ・プリロード型LSD」を、AT車に「Fマチック」を採用。  新たなラインナップとして、オープンカーの開放感とクーペの快適性・利便性を合わせ持つオープントップモデル「NSX Type-T」を追加し、ベルノ店にて販売を開始。

Honda NSX Le Mans RACER 1995 - 1996

動画

1995年 ル・マン24時間耐久レース 参加選手 No.46   Philippe Favre、岡田秀樹、服部尚貴 / GT1 NC  No.48    Armin Hahne、Bertrand Gachot、Ivan Capelli  / GT1  DNF  No.84   高橋国光、土屋圭市、飯田章 （チーム国光） / GT2 8位

NSX LeMans Racer GT1 Turbo (46、48号車)  全長  4485mm  全幅  1953mm  ホイールベース  2530mm  フロント トレッド幅  1645mm  リア トレッド幅  1675mm  搭載エンジン  RX-306 E5 IT / 水冷4サイクル V型6気筒 ツインターボ  排気量  2977cc  エンジンレイアウト  V型6気筒 縦置き ミッドシップ  エアリストリクター  37.1 × 2  出力  650PS over / 8500rpm   NSX LeMans Racer GT2 (84号車)  エンジン  水冷4サイクルV型6気筒 VTEC  排気量 2977cc  レイアウト  横置き ミッドシップ  出力  450PS  車重  1050kg  燃料タンク容量  120リットル

1995年 戦績 （NSX LMR GT2 マシン）  　　第63回 ル・マン24時間耐久レース    　GT1クラスへNSX LeMans Racer Turbo を2台（No.46, 48） 、       GT2クラスへNSX LeMans Racer を1台 （No.84）の3台体制で参戦。       No.84のチーム国光が、周回数275回で総合8位、GT2クラス優勝を果たす。 GT2クラス優勝 （総合8位）      第2回 十勝24時間耐久レース            　　       100号車 チーム国光（同上）　周回数623回で 総合優勝、       99号車 NICOS PIAA NSX （黒澤 琢弥、佐藤 浩二、田中 哲也）は       周回数611回で 総合2位  総合優勝、総合2位      第24回 鈴鹿1000km 耐久レース  NA1クラス優勝

1996年   　高橋国光 選手兼監督が率いる「NSX Le Mans Racer GT2」が、「ADVAN NSX チーム国光」として1996年全日本GT選手権（JGTC）に参戦。

1996年 ル・マン24時間耐久レース 参加選手  No.84   高橋国光、土屋圭市、飯田章 / チーム国光

1996年 戦績  　　第64回 ル・マン24時間耐久レース　　　　　　　　　　　 　　　GT2クラスへ チーム国光が1台体制で参加、周回数305回、 　　　Hondaとしてのル・マン24時間耐久レースへの挑戦を休止。  GT2クラス3位 （総合16位）  　　第3回 十勝24時間耐久レース　　　　　　　　　　　　　　 　　　No.64 NICOS PIAA NSX（黒澤琢弥、佐藤浩二、高木虎之助） 　　　周回数572回 総合3位    　1996年 全日本GT選手権/JGTC 　　　ADVAN NSX チーム国光 （100号車： 高橋国光、土屋圭市）       （リゾルト: R1, 2, 3, 4, 5, 6, All-Star） 年間成績10位 （最高位7位）

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